無言の4日間

また新経験、新感覚を体験してきた。

先週の日曜日から金曜日までロスアンゼルスから約500キロほど北に走ったBig Surという場所にあるリトリートセンターEsalenに初めて行ってきた。

Esalenのウェブサイト

ここへ行く目的は私の先生PaulとSuzee Grilleyが行ったSilent Yoga Retreatに参加するため。「Silent = 無言、静かな」ヨガリトリートなので月曜日から木曜日までの4日間はお話も読書も禁止で過ごす。たったの4日間とはいえ数日間無言になるのは私は初めての経験。

一般的にアメリカ人ってすごくおしゃべり好きで大体こういうヨガトレーニングやヨガリトリートに行くとあっという間に他人同士が仲良くなってお話を始めるし、クラス中も先生に対する質問が次々とある。

だから今回このリトリートではご飯をみんなで食べているとき隣や向かいに誰かが座っても”Hi”と挨拶をしたりおしゃべりしないことや、ドアを開けてくれたときに”thank you”と言わないことや、ヨガクラス中に先生の話に反応できないことが最初はすごく不思議な感じがした。

80人以上いた参加者のうち2人だけ友人がいたんだけど久しぶりの再会のときも話せないから無言でHUGだけした。

このEsalenという場所は海と山に囲まれていて周りにはそれ以外何もない美しい〜〜〜〜ところ。だけど最初の3日間は大雨だったから少ない自由時間も外に出ることはできなかった。

esalen

でも逆にそのおかげで更にintrospectiveになって自分観察をすることができたから私は良かったと思った。

前から分かっていたことではあるけれど今回このリトリートで人に囲まれているのに無言になったからこそ更に深く気づかされたのは自分がいかに周りの人の目や意見を意識していることだった。

下らないことかもしれないけど私は雨の中をビーサンで歩くのが好きだから何も雨靴を持っていかなかったんだけど「一人だけビーサンでおかしいかな」っていう考えに気づいたり、男女共同の温泉があるんだけど「入りたいけど恥ずかしいな」って感じたり。

人に迷惑をかけてないなら私は自分がやりたいことはどんどんやりたい!!!!って思っているから今回自分が人目をちょっとでも気にしているのに気づくとそれをブルブルっと振り払う練習をした。そして振り払っては気持ち良くビーサンのまま歩いて雨水を足で感じたり、海と山を見渡しながら温泉に入ったりするとなんとも言えないliberationの感覚を楽しむことができた。

最後の日にはついに雨があがったので外に出て足で陽を浴びる感覚を楽しむことができ、世の中本当に常に陰と陽がバランスとってるんだなぁ〜と実感させられた。

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